句会

毎日パソコンのモニターと向き合い、殆どが英文のやり取り、訪ねて来る人もクライエント以外は全て外国人の毎日ですから私の感覚は英語的かもしれません。ましてやお金に関する事ですから婉曲な言い回しは間違いの元です。英語は私には外国語ですから勘違いの無いようにハッキリとそのものズバリの表現を致します。そんな訳で右脳の発達が少々遅れています。(笑)四十の手習いという言葉がありますが50才を過ぎて友人に誘われ1年程前から俳句に通うようになりました。月一回とは言え5句用意して行かねばならず全くの初心者には結構な重荷です。大抵は間際で間に合わせる事も多く、余裕を持って準備出来た時の方が評価が高いのです。私よりも年上の方が多く、10年も20年も俳句を詠んでいる方々ですので色々な言い回しの言葉を沢山ご存知なのにいつも驚かされます。古参のオジサマの隣に陣取り、「これ何て読むの?」、「じゃどれが季語ですか?」なんて質問攻めです。辞書にも無い字を書く人が居るんです。60代後半から70代の既にリタイヤした方が多いので此処では私は若手です。会場は都内の港区で森ビルと共同開発した複合施設の中のお寺です。最先端の高層建築物の一角にあり和風モダンって感じで中々素敵です。句会の日は早めに仕事を終えて車の中であと一句考えながら向かう事が多いのです。6時頃到着すると玄関から夕餉の匂いがし、ホッとするのです。既にオジサマ、オバサマ達が雑談をしながら食事しています。席に着くとお手伝いさんが私の膳を運んで来ます。メニューが昔お母さんが作ってくれた晩御飯という感じでノスタルジックで毎回楽しみです。今晩はハヤシライスとサラダ、具沢山のお吸い物でした。手作りのコロッケやロールキャベツが並ぶ事もあります。普段、宴会料理の多い私にはとても癒される時間です。—何だか餌に釣られて俳句を続けるみたいですね(笑)。

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード。 TrackBack URL

コメントする