夏休み

market.jpg皆様はどんな夏休みをお過ごしでしょうか? 私は本日夏休みから戻りました。先週はスリル満点のジェットコースターのような一週間の市場でした。日本列島は猛暑が襲い東京でも40℃を超える等、暑さが苦手の私としては一時はどうなる事かと世の末を感じてしまいました。同時期アメリカのサブプライム問題から世界同時株安説まで飛び交いました。円は急騰し日本株式は17日には874円も下げましたが先週末のFRBの金利引き下げにより現地時間17日のダウは233ドル以上あげ、本日(20日)の日経平均は一時666円以上も値を戻し、アジア、欧州共に反発しています。原油は先週ハリケーンのディーンが製油所や石油生産施設の多い地域を襲うという予想から急騰しましたが、どうやらそれた様相で先物は1ドル以上も値を下げました。何となく一服した感はありますがもうひと嵐来るのかもしれません。8月5日付のバルカンレポートでは8月以降ダウは一部のセクターを除いて下げ、過熱した感のあるエマージング市場は下げると予想しています。

先が読みずらい時はマーケットと非相関関係にある運用方法のヘッジファンドがお勧めです。アービトラージュは鞘取りが運用手法です。典型的な運用は株価とCB(転換社債)の値段の違いを利用して鞘を取ります。株価は刻々と値動きしますがCBはそれ程値動きが激しくありませんのでどちらか高い方を売り、安い方を買うのです。ご承知の通りCBは株式に交換出来ますので買い方によっては安い買い物が出来ます。エマージング市場はドラマチックな値動きが魅力ですが先週の様に資金が引きますと市場規模が小さいので下げもきつくなります。海外のヘッジファンドには最大8%までしか値を下げないプログラムをしたエマージングファンドもあります。利益の確定した金融商品を金利の安い通貨で調達し購入する方法もあります。その為替リスクを避ける為に為替ヘッジを掛ける方法もあります。当サイトでも情報提供しておりますし、書籍のご紹介をしていますのでお勉強してみると楽しく蓄財出来るかもしれません。