ドル円レート

急激なドル安で日本の株価が打撃を受けています。サブプライムで揺れる米国株も大分下がり金融不安も出ています。一体何処までドル安円高が進むのでしょうか。チャートは過去20年のドル円レートのデータです。赤い点線が100円ラインですので下回った部分が100円割れです。(Bloomberg調べ)

usdvsjpy.JPG     この表を見ると1ドル100円を割り込んだのは1993年中ごろより1994年半ば過ぎの約1年間に過ぎず20年間ではほんの5%程度に過ぎません。残念な事に日本株は現在余り面白い局面ではありませんので外貨投資をするのには良いタイミングだと思います。資産の多くを米ドルで保有する方はドル金利も下がりましたので一先ず値上がりの予想されるモノに換える事をお勧めします。ドルの価値が下がれば当然ながら金価格は上がります。しかも金余りのインフレなのですから金ばかりかプラチナも銀も他のコモディティーも上がります。万が一、ドル価値が上がれば円安ですからその分円で利益になります。日本でも販売されているメリルリンチのワールドゴールドファンドがありますがこのファンドは主として金採掘関連企業の株に投資するファンドです。近年立派なパーフォーマンスです。最近では日本でも金ETFが販売される(された)と聞きました。海外では金ばかりかプラチナや銀など沢山の種類のETFがあります。他の金関連商品ではヘッジファンドになりますが金の地金のみに投資するファンドがあります。このホームページでは金塊ファンドというニックネームで紹介しています。金地金のみへの投資ですから前者よりは堅い動きをします。2005年の初頭には金価格は1オンス420ドルでしたが円高が進み一時102円でしたのでドルで資産をお持ちの方には金に換える事をお勧めしました。その年の末には700ドル近辺まで行きましたので70%程上がり皆様には喜んで頂きました。120円で円に変換すれば更に17%の利益です。その後少し時間が掛かりましたが今1000ドルを目前にしています。ヘッジファンドがかなりの金を仕込んでいますので利益を出す為の売りが出れば一時的に下げる局面はあるでしょうが2000ドルを目指すと強気のアナリストが騒いでいます。いずれにせよ、株価や貨幣価値が不安な場合は何か値打ちの堅いモノに換え暫くマーケットの様子を見ては如何でしょうか。