中国四川省大震災

5月12日午後2時28分に起きた中国四川省の大地震はマグニチュード7.8でした。しかし、地震で交通と通信が中断した上に、悪天候が続いているため、救援活動に困難をもたらしています。356万棟が崩壊し15000人以上が死亡し、25788人が生き埋めとの事です。多分この数字は増える事でしょう。3日経っても食糧や水が届いていない現状は地震の多い国に住む我々としては他人事ではありません。

1995年1月17日午前5時46分に関西を襲った阪神淡路大震災はマグニチュード7.2でした。この時の死亡者は6432人、不明3人、負傷者は43792人でした。食料と飲料水は3時間後に空と海から自衛隊、企業が輸送しましたが130万戸の上水道は42日後に復旧し、下水道に至っては83日後でした。電気は6日後、30万回線の固定電話は14日後に復旧し、ガスに至っては86万戸が84日後に復旧したとの事です。

 若し、このクラスの地震が東京湾北部で(冬の午後6時頃,風速15M状況で)起きたとすると1500万人が都内に居て11000人が死亡し、112兆円の損害に及ぶという試算が出ています。死亡原因の57%が火災と想定されるとの事ですから住宅が密集する場所に住む我々は逃げ場が無く怖い事です。

恐らく銀行のコンピューターシステムも復旧に時間が掛かる事でしょうから手元にキャッシュも必要です。これらの事から学習し、我々も水や保存食、履物など最低限に必要な物資は身近に揃えておきたいものです。

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