株価低迷

株価はアメリカのサブプライムショックで大分下げ、資金がコモディティー相場に流れた事から商品相場も大分上げました。でも商品が上げたのはそれだけの理由ではありません。人口層の厚いエマージング諸国が豊かになり、自分達の消費に回すようになったのも大きな理由です。原油は需要に供給が追い付かないのです。金は一時オンス1000ドルを超えましたがヘッジファンドなどの売りも入り現在は900ドルを大きく割り込み800ドルに近づく勢いです。原油は一時バレル150ドル近辺まで行きましたがその後景気後退予想から110ドル台まで下げました。株式投資されている方は憂鬱な夏休みを過ごされているかもしれません。株式がイマイチなので大方の投資信託も調子悪く、快調なのは概してコモディティー関連のオルタナティブファンドや一部の資源株関連ファンドくらいでしょうか。騰落率の大きな株式ファンドに投資する場合、積立は有効な投資手段です。ドルコスト平均法:英語では Dollar Cost Averaging と言い、一定金額で定期的、継続的に株式を購入する方法です。株価が高い時には少ない株数を、株価が安い時には多くの株数を買うことになり、中期的には1株当たりの平均買付単価が安くなる効果が期待できます。売買タイミングの失敗を緩和する投資テクニックのひとつです。エマージングカントリー(発展途上国)ファンドのように騰落率の大きな金融商品の仕込みや長期スタンスの投資に向いています。 日本でも証券会社から積立ファンドを購入する事が出来ますし、香港のHSBCやCitibankからも購入できます。オフショアではセービングプラン:Saving Planとか国際年金と呼ばれる商品が人気です。海外の積立ではファンドの選択肢が非常に豊富です。国や業種を特定した株式ファンドやリスクを限定したお任せファンドの他、コモディティー、不動産、債券などに投資するファンドがあります。どんどん時流に乗ったファンドが開発され追加されますので我々アドバイザーは勉強の連続です。