第44代アメリカ合衆国大統領

obama.jpg アメリカ合衆国第44代大統領が何とアメリカ史上初めての黒人であるバラク・オバマ氏に決まりました。防弾ガラスに囲まれての勝利宣言の演説では奴隷解放をした有名なリンカーン元大統領のゲティスバーグ演説が引用されました。 government of the people, by the people, for the peopleは「人民の、人民による、人民のための政治」のフレーズは、教科書にも載り、貨幣にもプリントされたリンカーンの代名詞とも言える有名な演説です。そして“we are united, we are the United States of America”「我々がアメリカ合衆国だ」と唱えたオバマ氏のスピーチはとても魅力的で感動的なものでした。演説に涙している聴衆が多かったのも印象的でした。この事からもアメリカ国民が変革(チェンジ)を求めているのが分かります。オバマ氏の父親はケニアからの留学生であったと聞きます。その留学生とアメリカ人の白人女性との間に生まれたのがバラク・オバマ氏だったのです。私は助手席に大学生の息子を乗せて車を運転しながらこのスピーチを聞きましたが、息子は「まだ若いんじゃないの?」 私:「47歳かな?でもJFケネディーはもっと若かったのよ。」、息子:「スッゲーな。年寄バッカが総理の日本じゃ考えられねーよ」と、呟いていました。 アメリカにはブラッドリー効果と言う表面上では人種差別をしない振りをして内心黒人を認めない人が多いからいくら黒人候補のオバマが事前に有利と言われても蓋を開けるまで分からないと言われて来ました。でも、アメリカの民主主義は生きていたのです。投票率の高さも驚異的でした。100日後に正式就任する訳ですがケネディー家の悲劇がオバマ氏に起きないよう見守って行きたいものです。そして強いリーダーシップでこの金融危機を乗り切り、世界を牽引して貰いたいと思います。そして日本もいつの日か、国民投票によって総理大臣が決まる真の民主主義の日が来ればいいと思いました。

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