香港

久し振りに香港へ行って来ました。昨年、上海へ行った時にも感じましたが中国人にはエネルギー負けをしてしまいます。兎に角凄い熱気ですし、よく食べ声も大きくアグレッシーブです。暑さが苦手の私ですが皆様が休暇を取るなど、仕事が暇になる頃しか行かれませんので銀行や各金融機関の調査に行って来ました。今回は事前連絡なしの一人旅でしたのでお迎えは無しです。着いた日は昼過ぎの香港到着でしたので電車(Airport Express)で香港島のセントラル(中環)まで行きました。20分で着いてしまい、その速さに驚きました。

今は景気後退から失業率が高くなり物が売れなくなりましたので物価が下がりデフレ傾向が続いています。しかし昨年の金融危機以来、各国は市場に大量の資金を供給する為、紙幣を増刷しています。と、いう事は危機が治まればインフレ危機が来る事が予測されます。そうなればお金の価値が低くなる訳ですから金利の付かない現金で持つ事は実質上の目減りです。皆様はどんな対策をお考えでしょうか?何もしないで案じているだけでは「成り行き任せ」という事になります。

私のサロンには毎週、香港やスイス、英国から金融商品の紹介をする営業マンが訪ねて来ます。欧米の多くの金融機関が東南アジアの拠点として自由な香港に支社を置いています。金融都市としては東京より大きいし商品の選択肢も豊富です。その香港から来日する営業マンの誰に聞いても金を買うならHang Seng(恒生銀行)だと言います。香港のHSBCやCitibank経由でも金は買えますが金の証券であり、金の延べ棒や金貨では無いのです。ちなみに私の調べた範囲では日本での売買価格差の約10分の1が香港での手数料です。この商品の証券化の最大手が昨年の金融危機で余りにも影響が大き過ぎて倒産させる事が出来なかったAIGなのです。今年、アメリカでは初の黒人大統領が誕生し、日本では民主党が大勝し、初の政権交代が行われます。郵便局に預けておけば安心と言う時代はとうに終わり、自分の資産は自分で守らなければならない時代が来ています。

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