Happy New Year

皆様はどんなお正月を迎えられたでしょうか?

今年が皆様にとって更なる飛躍の年である事をお祈りします。

昨年のオフショアファンドの運用成績を見ると、株式で運用するファンドの内、利益を出しているのは全体からみると10%以下の様です。中でも良かったのは高安まちまちではありますがエマージング(途上国)関連と資源関連です。債券ファンドは堅調です。CTA(Commodity Trading Advisor)、またはManaged Futuresなどと呼ばれているヘッジファンドは利益をあげているものが目立ちます。これは作物や鉱物資源などの商品(Commodity)に投資するファンドで有名なところではマンのAHLが14.80%でした。何度かブログでお知らせした小さなヘッジファンドのIQSは72.06%でした。2009年に大分出遅れていたTulipは38.4%でしたので回復して余りある状態になりました。日本でも販売されているSF GoldはオフショアバージョンですとAが38.51%、Bが40.92%です。日本で販売されている同一ファンドのパーフォーマンスを調べた処、こちらはAが15.55%、Bが18.59%となります。こちらは円ヘッジされているのでヘッジコストが掛かるかとは思いますが倍も食われている事がお分かりかと思います。全部が全部、こんなに違いがあるとは申しませんが殆どのファンドは国内バージョンとオリジナルとは違いがあります。国際規格は最近始まったETF位だと思います。

ヘッジファンドはというと1998年にLCMTが破たんして以来、危険な投資方法という思い込みがまん延していますが、私はそうではないと思います。むしろヘッジファンド(最近ではオルタナティブファンドと呼ばれています)に分散投資しない方がリスクが高いと思っています。オルタナティブ投資は伝統的な投資手法(株や債券で運用)に対してオルタナティブ(もうひとつの)投資方法と言う位置づけです。昔は市場を分散すればリスク分散が図れましたが今は世界の何処かがデフォルトを出せば連鎖して値を下げます。ですから株式市場に左右されないもう一つの運用手法に分散する方がリスク分散になると考えています。

年金も今後幾ら受給されるか判らない混沌とした社会情勢ですから賢く増やして豊かな老後に備えるお手伝いが出来ればと考えております。

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