30戦29勝のKJファンド

kj-july13.JPG 前回のブログにてご紹介したファンドについてご質問が集まって居ます。コモディティーを扱ったCTAと呼ばれるファンドはマンのAHLを始めとしコンピューター制御によるシステム売買で一世を風靡しましたが最近では損失を重ねる同種のファンドが増えてきています。しかし、このKJファンドが高パーフォーマンスを挙げている訳を知りたいというご質問なのです。

余り専門的にならずに平たく説明したいと思います。当該ファンドのファンドサイズは100億円規模には至っていませんので現段階では隙間をついたブティックファンドです。嘗てマンがそうであった様に。 目標利回り年率20%、マネージメントフィーは2%、成功報酬は年率8%以下の場合は貰わない。直近では過去1年間で15.65%、1カ月が1.55%です。運用方法としては現物のコモディティーの売買ですが在庫を持ちません。売り手と買い手がマッチする時に裁定取引(さや取り)をします。これらの取引は7~10%の利益を収める様に設計されて居ます。夫々の取引はファンドサイズの最大5%迄とし、最長72時間で終結します。売り手と買い手がマッチした時にロイズがアセットの信頼性を立証し、そのデリバリーを請け負います。そして7~10%の利益はエスクローから放たれて 現実のものとなります。売買のサイクルはとても短く、毎月沢山の数の取引が成立します。この短期サイクルの取引がファンドの流動性を高め、レバレッジを不必要とし手堅い収益となっています。Bloombergからもパーフォーマンスをご覧になれます。ファンドはラップ口座経由で5万ドルから直接購入は10万ドルから1万ドル単位となっています。

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