逃がせ隠せ個人資産

刺激的な内容の広告が日経新聞10月19日に掲載されました。税金官僚に真っ向から対決する模様です。幻冬舎からの発売です。 更に、迫りくる「金持ち包囲網」その対策は-*本書に書いてあることの全ては合法的です。2014年から変わる、海外での銀行口座。資産(5000万円以上)申告制度の法律。日本の金持ちは日本を見捨てつつある。預金封鎖は始まっている。 不要な不動産はなるべく早く売るべきだ。税理士の言うことはなぜ全面信頼してはいけないか 等々と続きます。 随分と派手な広告ですが、出版元の幻冬舎も資産管理の別会社を設立しています。早速、本を購入して半分ほど読みましたが終始刺激的な文面です。スイスの大手プライベートバンクが米国の税務当局に顧客リストの提出を強要された事件は余りにも有名です。一体どこが安全な保管場所なのでしょうか。安心安全な保管保有方法は頭を使えばまだまだあるように思えます。お問い合わせはこちらからどうぞ。

30戦29勝のKJファンド

kj-july13.JPG 前回のブログにてご紹介したファンドについてご質問が集まって居ます。コモディティーを扱ったCTAと呼ばれるファンドはマンのAHLを始めとしコンピューター制御によるシステム売買で一世を風靡しましたが最近では損失を重ねる同種のファンドが増えてきています。しかし、このKJファンドが高パーフォーマンスを挙げている訳を知りたいというご質問なのです。

余り専門的にならずに平たく説明したいと思います。当該ファンドのファンドサイズは100億円規模には至っていませんので現段階では隙間をついたブティックファンドです。嘗てマンがそうであった様に。 目標利回り年率20%、マネージメントフィーは2%、成功報酬は年率8%以下の場合は貰わない。直近では過去1年間で15.65%、1カ月が1.55%です。運用方法としては現物のコモディティーの売買ですが在庫を持ちません。売り手と買い手がマッチする時に裁定取引(さや取り)をします。これらの取引は7~10%の利益を収める様に設計されて居ます。夫々の取引はファンドサイズの最大5%迄とし、最長72時間で終結します。売り手と買い手がマッチした時にロイズがアセットの信頼性を立証し、そのデリバリーを請け負います。そして7~10%の利益はエスクローから放たれて 現実のものとなります。売買のサイクルはとても短く、毎月沢山の数の取引が成立します。この短期サイクルの取引がファンドの流動性を高め、レバレッジを不必要とし手堅い収益となっています。Bloombergからもパーフォーマンスをご覧になれます。ファンドはラップ口座経由で5万ドルから直接購入は10万ドルから1万ドル単位となっています。

28戦27勝のファンド

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これは過去28ヶ月間マイナス運用月が2012年4月の-0.3%が1回だけと いう優秀なブティックファンドです。 既に通の間では噂になっているオフショアファンドです。 

貴金属を主としたコモディティーで運用されるのですが どうも他の同種ファンドの運用プログラムとは異種なようで違う動きをしているのがめだちます。年率20%を目標に運用しており、年率8%以下の時は無報酬というかなり自信を持ったファンド運用と言えます。ヘッジファンドはニッチに動き回れる方が運用成果が高いのかもしれません。ご興味のある方はお問い合わせください。

アメリカではNYダウが高値を更新して居ますが 日経平均はこれまで急速に高値を更新してきましたが5月23日の急落以来荒っぽい動きになって居ます。ドル高の影響を受けて金価格は下げて居ます。金属から株式の時代にシフトした感があります。

ヘッジファンド色々

gold.jpg マンのAHLなどで知られているCTA系ヘッジファンド(商品運用なので株価や債券に相関しない)が此処のところパッとしない。昨年終盤でのMF GlobalのChapter 11(チャプター・イレブン=米会社更生法)が効いているのでしょう。MF Globalは大手コモディティー取扱業者だから商品相場で利益を挙げるファンド系には大きな痛手になったが大抵のファンドは幾つかに分散しているので損失は出したものの一部に限定しているのば殆どだ。マンのAHLは2011年▼6.8%、2012年初来▼2.4%(10月末)となって居ます。日本でも富裕層にファンの多いTLPファンドは2011年▼21.19%、2012年初来△1.6%(10月末)。日本でも販売されているSuperfund Green Goldは何故か日本バージョンとオフショアバージョンとパーフォーマンスが大きく違う。それだけ日本は中間業者にコストが掛かるという意味なのだろうか。しかし年初からはシッカリと利益を挙げている。前回コメントしたイクスファンドは一向に上がる気配が無くあれから大きく値を下げ続け300ドル台半ばに突入してしまった。シングルマネージャーなので上がり始めると急浮上したのがこれまでだが今回は浮上しない期間が長すぎる。KJファンドは設定来2年未満と日が浅いのだが昨年は△38.87%の利益を出し、今年は年初来△17.42%(10月末)でマイナス運用をしたのは4月の▼0.3%一回だけと中々優秀かと思います。kj.JPG (☜クリック) 今後も値動きを注視していくつもりですのでまたお知らせします。

猛暑

東京は毎日うだるような暑さが続いて居ます。熱帯化していると言うのに熱帯の様なスコールも無いので熱気が籠る一方です。さて皆様は海や山、そして海外へと楽しい夏休みのご予定があるかと思います。私はもっぱらテレビの前でオリンピック観戦で寝不足が続いて居ます。日本最初のゴールドメダリストとなった女子柔道の松本薫さん、鬼の形相が印象に残ります。おめでとう!!そして頑張れニッポン!!

ラップ口座経由でイクスファンドに投資されている投資家が多いかと思いますが7月の成績は好調です。1年半程の間、下がり続け400ドル割れ間近でしたが2012年730日の月初来パーフォーマンスは28.59%のプラスとなり単価は524.76ドルとなりました。当該ファンドはコモディティーに積極投資する金融商品で201012月のピーク時には800ドル台後半でしたが暫く低迷が続いて居ました。月次20%台のアップダウンはこのファンドに限り珍しい事ではありませんのでかなりハイリスクの商品ですが何故か人気があるのが不思議です。2011年来、東北大震災や株価低迷、欧州不安など暗い話題が多かったのでウナギ登りするファンドが現れればせめて明るい話題となるのですが…

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