配当型ファンド

どうやって私のコンタクトを知ったのかMontelloとかいうファンドから3月上旬に日本に行くので会いたいと連絡がありました。会うまで確定した事は言えないのですがIncome Fundのマーケティングだと言うのです。英ポンド建てで8.5%を四半期に分けて配当すると言うのです。私が注目したのは英ポンドだけでなくEUR, USD,JPY建てもあると言うのです。会って話を聞いたらアップしますのでご興味のある方は楽しみにしていて下さい。このファンドにアクセス出来るラップ(ハブ)口座のリストも送られてきたのでご覧ください。プルーデンシャルやイーゴンもオフショアバージョン有ったんですね。

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前々回のブログでご案内したRW Income Fundの昨年のパーフォーマンスは米ドル建てで12.46%ありました。

 rwincime-dec2013.jpg サムネールになっていますのでクリックして拡大してご覧ください。流石に機関投資家は目の付けどころが違います。このファンド保有者トップ15のリストを入手しましたのでご覧ください。

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どれも英国を代表すると言っても過言でない企業ばかりです。最後のFriends Lifeは名義変更したFriends Providentの親会社です。

他にもCastlestoneからIncome Fund情報が入って来ていますが余りにも長いプリゼンテーションなので1,2頁に纏めてから送ってほしいと依頼しましたので入手次第アップします。 

Richard Driehaus (リチャード・ドライハウス)

リチャード・ドライハウス氏は、「高値で買い、さらに高値で売る」トレンドフォローという投資手法で、年率30%を誇る「買いの名人」として、新マーケットの魔術師という書籍でもインタビュー記事が掲載されている著名トレーダーです。メディアには余り出ないので露出が少なく日本では余り知られて居ませんが シカゴに拠点を置く運用会社で、米国株式へロングオンリーで投資しています。ご自分の財団も所有されて居ますし美術館もあると聞いております。Driehaus Fund-USD,ISIN:0297699406はラップ口座経由又はFriends Provident の積立プランからも買えますがFPIのWEBやファンドカタログには載って居ません。言わば裏メニューです。 @25 East Erie Street Chicago, Illinois (当該資料はマーケティング会社から提供された資料を抜粋で掲載しております。翻訳に解釈の差異がある場合は原文である英文が優先されますので英文資料をお取り寄せ下さい。)

Driehaus Capital Managementのトレーダーの特徴は、他の金融機関から転職してくるのではなく、新卒後の何も色がついていない状態の将来性のある人材、もしくは、他業種から転職してきた人材を、アナリストから自社で独自に教育して、一流トレーダーとして育て上げている点にあります。 私の知っている人も途中入社ですが異業種からの転職です。この事から、D社のトレーダーは皆、リチャード・ドライハウス氏の投資哲学カラーに染まって居ます。日本やアメリカの株価も好調ですので 基本に戻って、伝統的投資手法と言われるロングオンリーの良さを改めて見直されております。現在のマーケット状況を勘案すると、中長期投資の場合、今からロングオンリーの株式ファンドへの投資を行うことは、投資妙味があるのかもしれません。一般的にはUSD建てDriedhaus FundはVAM Fundsが仕立て直した(ルクセンブルグ籍)が人気です。何故ならDriedhaus Capital Management LLCのアメリカで販売されているバージョンを購入すると30%のキャピタルゲイン税が掛かりますがルクセンブルグ籍の場合、無税です。勿論、ラップ口座経由で購入されますと損益が通算されますので最終的に解約される時に居住国の税法に従い課税の可能性があります。 中でも目を引いたのはUSD Micro Cap Growth Fundです。ハイリターンが見込めますがハイリスクです。ちなみに2013年の利益は52.53%、設定来利益は209.33%(203年1月17日設定)となっています。投資対象はタイトルの通りIPO前のこれからの成長が楽しみな企業ばかりです。アメリカはベンチャーが育つ土壌がありますからほんの少しだけでも投資してその夢にあやかりたいものです。

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2013年12月付Performance Reportをご覧ください。

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RWインカムファンド

イギリスの債券ファンドです。一般的な国債や適格社債ではなく住宅抵当証券や劣後債、優先株などひねりを加えたスキームで一般的な債券ファンドよりはリスクの高いインカムファンドです。ファンドは英ポンド建てと米ドル建てがあり、インカム型と累積型の2通りあります。元々は英ポンド建てで運用されて居ますので米ドル建てがドルヘッジされているのか否かは未確認です。そのうち日本へも説明に来るでしょうから詳しく聞いておきます。下記は累積型のパーフォーマンスとなります。クリックして画像を大きくしてご覧ください。

rwincomefund.JPG 5月がマイナス運用になって居ますが取扱地銀の破綻によるものだと言う事です。レバレッジは一切掛かって居ないロングオンリー債券ファンドとなります。運用目標は5~7%ですので昨年(24%)は出来過ぎと言えます。このチャートには載って居ませんが10月も2%前後の利益を出しているとの事です。売買は月1回、販売手数料は入り口で無しですが出口で差し引かれ

rw.jpg1年以内5%、2年以内4%、3%、2%と逓減し5年以上保有で0%となります

逃がせ隠せ個人資産

刺激的な内容の広告が日経新聞10月19日に掲載されました。税金官僚に真っ向から対決する模様です。幻冬舎からの発売です。 更に、迫りくる「金持ち包囲網」その対策は-*本書に書いてあることの全ては合法的です。2014年から変わる、海外での銀行口座。資産(5000万円以上)申告制度の法律。日本の金持ちは日本を見捨てつつある。預金封鎖は始まっている。 不要な不動産はなるべく早く売るべきだ。税理士の言うことはなぜ全面信頼してはいけないか 等々と続きます。 随分と派手な広告ですが、出版元の幻冬舎も資産管理の別会社を設立しています。早速、本を購入して半分ほど読みましたが終始刺激的な文面です。スイスの大手プライベートバンクが米国の税務当局に顧客リストの提出を強要された事件は余りにも有名です。一体どこが安全な保管場所なのでしょうか。安心安全な保管保有方法は頭を使えばまだまだあるように思えます。お問い合わせはこちらからどうぞ。

30戦29勝のKJファンド

kj-july13.JPG 前回のブログにてご紹介したファンドについてご質問が集まって居ます。コモディティーを扱ったCTAと呼ばれるファンドはマンのAHLを始めとしコンピューター制御によるシステム売買で一世を風靡しましたが最近では損失を重ねる同種のファンドが増えてきています。しかし、このKJファンドが高パーフォーマンスを挙げている訳を知りたいというご質問なのです。

余り専門的にならずに平たく説明したいと思います。当該ファンドのファンドサイズは100億円規模には至っていませんので現段階では隙間をついたブティックファンドです。嘗てマンがそうであった様に。 目標利回り年率20%、マネージメントフィーは2%、成功報酬は年率8%以下の場合は貰わない。直近では過去1年間で15.65%、1カ月が1.55%です。運用方法としては現物のコモディティーの売買ですが在庫を持ちません。売り手と買い手がマッチする時に裁定取引(さや取り)をします。これらの取引は7~10%の利益を収める様に設計されて居ます。夫々の取引はファンドサイズの最大5%迄とし、最長72時間で終結します。売り手と買い手がマッチした時にロイズがアセットの信頼性を立証し、そのデリバリーを請け負います。そして7~10%の利益はエスクローから放たれて 現実のものとなります。売買のサイクルはとても短く、毎月沢山の数の取引が成立します。この短期サイクルの取引がファンドの流動性を高め、レバレッジを不必要とし手堅い収益となっています。Bloombergからもパーフォーマンスをご覧になれます。ファンドはラップ口座経由で5万ドルから直接購入は10万ドルから1万ドル単位となっています。

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