オフショアラップ口座(PPB)

別名PPB(Private Portfolio Bond)と呼ばれ、この口座経由で世界中の殆どの金融商品(証券)が購入出来ます。プライベートバンク同様のサービスが受けられます。マン島のオフショアプロバイダーやルクセンブルグが知られています。ルクセンブルグは敷居が高いので紹介者なしでは取引出来ません。その意味ではマン島が親しみやすいかもしれません。こちらも原則紹介者が必要です。多くのマン島ベースのプロバイダーは日本から近い香港にセールスオフィスを持ち、サービスもルクセンブルグより良いようです。 最近ではケイマン島のプロバイダーも香港に支社を持ち、頻繁に日本に商品説明にやって来ます。こちらは日本語対応もあります。

多くの場合、2種類または3種類の契約形態を選べます。主に英国の税務対策に焦点を合わせた商品開発になっていますが、居住国により受取時、税のメリットを享受出来ます。万が一、契約者が死亡した場合、海外ファンドを直接投資していますとファンド国籍が多岐に亘るなど相続人の受取手続きが煩雑ですがPPB経由の取引の場合、一度の手続きで相続が完了します。またその場合、現地では非居住者に無税です。トラストを掛けて相続税対策に利用される方も居ます。通貨の異なる商品に複数投資していても指定の通貨に換算して1枚の報告書でお手元に届きます。為替手数料は無料です。口座に入れた現金には利息が付きます。投資家の好みのタイミングで中値で他の通貨に両替、商品の買付が可能です。日本からは買えない金融商品、香港からしか買えない商品、ロンドンやNY市場、ロシア株、各種ETFなど国境を越え大抵の金融商品が機関投資家として投資出来ます。

口座開設費が通常のファンド購入時の費用より高めですが口座開設後のファンド購入時の手数料が団体割引,または無料ですので頻繁にファンドスイッチングする投資家にはお得です。為替手数料も無料です。口座に現金を入れておけば売買注文をファックスするだけで勤務中に銀行に走らずともタイムリーにお好みのファンドが購入出来ます。

いずれにせよフィーを事前に検討し、自分自身の損益分岐点を試算しておくのも肝要です。

詳細は保護されている記事(http://www.highnetworth.jp/zipangu/column/ppb_member/)をご参照下さい。

Updated 2014.8.19