人民元(国内銀行口座)

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どうやら日本にも人民元口座を作れる外国銀行が登場した様です。日本だと為替手数料が高いのが難点ですが、ワザワザ中国本土まで行かなくて良いのだから手軽です。前述の都内外国銀行に人民元口座を作りに行って来ました。売買価格差は約2.2%ですから安いとは言えませんが日本国内では平均といえます。金利はキャンーペーン中の特別レートとの事で3カ月ものが年利0.9%台ですから往復の為替手数料を差し引くと人民元が3%以上切り上がらなければ投資価値があるとは言えません。今まで中国に人民元口座を作った人の話では香港から深センまで地下鉄で行き多くの香港人が国境を超え人民元を買いに行くので取引量の上限を設けているそうです。実際、香港ドルに対する人民元は大分値上がりました。日本からも上海へ口座を作りに行った人の話を良く聞きます。現在は人民元のままでは(中国から)国外送金は出来ないようですが中国が国際社会で力を付けている訳ですから人民元の自由化は時間の問題だと思っています。FXで人民元(RMB)が取引出来たり、都市銀行で人民元口座が作れる日はもうすぐです。

“The 19 century belonged to England, the 20 century belonged to US and the 21 century belongs to China. Invest accordingly.” – by Warren Buffett- 『19世紀は英国の全盛期であり、20世紀はアメリカ合衆国だった。そして21世紀は中国である。然るべき投資をするべきだ。』 

これは毎年世界の富豪ランキングに登場するあのウォーレン・バッフェット氏の言葉です。私は自分年金として毎月積み立てで中国株ファンドやASEANなどの途上国ファンド、鉱物資源株ファンド、アジア・インフラ関連ファンドなどに投資しています。一本調子で上がれば良し、下がれば下がった分だけ安い値段で仕込めますので将来が楽しみです(ドルコスト平均法)。

そして最近の関心事は、人民元です。一体、いつ、どの位切り上げがあるのでしょうか。1970年に大阪で万博が開催されました。その頃の日本は米ドルに対して1ドル/360円の固定相場制でした。丁度現在の中国に似ています。そして間もなく上海万博が始まります。大阪万博の翌年、日本円は切り上げられました。そして流動相場制に切り替わって行ったのです。一時は1米ドル/80円台を見ました。今、90円台前半です。噂では人民元は5月か6月中に切り上げがあり、年内にもう一度説があります。今、人民元を買う事は少なくとも金利の付かない円預金をするよりはずっと夢があると思います。

人民元の切り上げと、イラクその後。。。

連日の様にアメリカの人民元切り上げ圧力や、貿易の決済の一部を元にて取引等と中国の話題が新聞を賑わす日が続いています。人民元を買う方法があるか調べてみました。香港の銀行口座からは外国人が元や中国A株ファンドを買う事は出来ませんでした。銀行マンの話では中国本土で銀行口座を開設すれば条件付きで元の預金が出来るそうです。中国A株ファンドは一部のランセンスを持った外国人にのみ米ドル取引が認められていますのでこの様なファンドを購入すれば直接A株に投資するのと同様の効果があります。通貨に関して元は米ドルに連動していますので、この様な人民元連動型の米ドル建ETFを買う方法があります。こちらは銀行口座からは買えないので海外のオンライン証券に口座を作って買うのが一般的です。ご承知の通り、日本でも最近ではETFが買えるようになりましたが海外程数は多くありません。やっと日本にもグローバル・スタンダードの手数料体系のファンドが登場したと喜んでいましたが売り上げは伸びていません。これは手数料が他ファンドと比べて非常に安いので証券会社など販売側が販売努力をしない為です。前述の人民元連動型のETFは香港やNYなど複数の証券取引所に上場されていますが、英語又は中国語での取引となりますので語学やネット取引に自身の無い方はオフショアラップ口座経由でお求めになるのが賢明です。

 オバマ大統領はイラクから2011年に撤退するそうですが早くもイラク復興を狙ったファンドが登場しました。確かに怖い気がしますがソ連崩壊時に投資した人は一時、年間ウン百パーセントも利益を上げました。ベトナム然りです。下記グラフは2006年1月の推定埋油量(左)と産出量(右)です。埋蔵量が世界4位であるのに産出量は15位です。ファンドマネージャーは停戦すればお金の力が争いから救うだろうとの事でした。そうあって欲しいものです。

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