ソウル・コンベンション

ITというケイマン島籍の保険会社の招待でソウルへ行って来ました。アジア大会との事ですが台湾勢が殆どでした。日本からの参加者はホンの数人です。商品は主として国際(国境を越え継続出来る)変額年金です。中々面白いシステムで担当者も訪ねて来てくれて居たので、どんな人が経営者か、どんな人がビジネス参入しているのか興味があったので出かけて来たのです。この保険会社がマン島勢と違うのは手数料形態ばかりか言語の多様性です。英語、繁体中国語、簡体中国語、スペイン語、ポルトガル語、そして日本語です。徹底的にハイパーネットを利用しているのでスピーディーでコスト・エフェクティブなのか他社より料金体系が安い様に思えます。大口の金額をキャピタル・フライトさせるには勇気が要りますが、毎月3万円、5万円位の積み立てなら老後を国だけに頼らず自分年金として「始めてみよう」と思う人も増えるかと思います。私の知人のCFP(上級フィナンシャルプランナー)が6月中旬に都内でセミナーをします。ブログからでもお問い合わせ下されば詳細をお知らせします。

 ギリシャ危機でユーロが大分落ち込んでいます。「今がユーロの買い時か?」というお問い合わせを頂きますが、私自身は今が海外に資産分散するチャンスだと思っています。何故なら日本国内の経済状況が決して良い訳では無いのに円だけが独歩高だからです。ギリシャの赤字国債はGDPの110%台です。それに比較して我が国の国債発行高はGDP比200%を超えています。でも円高なのは国債の保有者の殆どが国内の機関投資家だからです。しかも郵貯の1000万円の預金最高限度額が2000万円にという事ですから益々の国債(借金)余力が出来たのです。どこかで歪みが来ないとは限りません。ハイパーインフレを説くエコノミストも居ますし、デノミと説く評論家もいます。そうなると円で持っていた資産は実質的な目減りをします。余り書くとオカミに苛められますのでこの程度にしておきます。(笑) ちなみにこの「オカミ」という言葉を調べましたら「お上」と書き、政府や役人を指すそうです。確か幼いころ小学校で学んだ時には役人は公僕(公けの下部)で我々国民に仕える職業だと思っていました。そう言えば私の知っている元官僚の元代議士は国費で留学し頭脳明晰で良い人なんですが誰にでも「君(キミ)!」と呼び、高い所目線で役人体質が抜けません。