元本保証型ファンドの仕組み

元本保証型ファンドとは

海外には年利回り約15%〜20%を目標としているにもかかわらず、満期時の元本を保証しているヘッジファンドがあります。
しかも、元本の保証は、S&P社の信用格付けAAクラス以上の一流銀行が保証している場合が多く、最近では日本人にも広く知られるようになってきました。
元本保証型ファンドの中には、満期時元本100%保証だけでなく、それ以上のものもあり、過去には150%保証のものも発行されたこともありますし最初の何年間かに配当を約束したものもありました。
元本保証型ファンドのほとんどは、あくまで 『設定された満期時』 に保証されるものですので、満期以前に償還する場合は、運用の結果によっては元本割れする可能性もあります。また、為替リスクもあります。

元本保証型ファンドの仕組み

一般的な元本保証ファンドの仕組みとしては、投資金額の50-70%程度の金額で元本保証銀行の債券を組み入れ、残りの金額は、金融・商品先物市場などで非常に積極的な運用をおこないます。
そして、購入した債券が設定満期時に投資金額の100%になるため、元本が保証されるという仕組みです。
元本保証ファンドの運用期間は10〜12年と長期のものが殆どですが、ファンドによっては5年程度のものもあります。当然ながら豪ドルやNZドル、英ポンドなど米ドルより金利の高い通貨で設定されるファンドの方が短い満期で元本保証出来ます。
元本保証型ファンドには『早期償還手数料』が設定されているものが多く、この場合、満期前に解約した場合には手数料が控除されます。早期解約手数料は期間が長くなるほど減額され、最大で時価(NAV)の4%程度です。解約の申し込みをしてから1〜2ヶ月で現金化出来ます。

下記は当初当初投資金額を100米ドルとして満期に100ドルになる様に仮にCitibankロンドン支店の債券を購入します。どの配分で債権を購入するかは設定時の金利、満期により違いが出ます。6%なら50%購入すれば12年後に複利で100%になりますので満期12年と設定します。右側の下から2番目(満期時元本逓増機能)は毎年の利益から一定の配分を満期時に合せて保証銀行の債券を買い足ししますので満期保証金額は上乗せされロックされますので、その金額以下にはなりません。また同時に銀行のモニター機能により投資金額の最大で150%の投資効率となります。
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