元本保証ファンド

最初に定められた一定の期間を満期として銀行が元本を保証するファンド。この手の商品の代表的なファンドマネージャーはMan Investment社で今や世界有数のファンドマネージャーとなった。例えば投資資本の50%をCitibankの年率6%の債券を買ったとすると複利で12年後に倍額になるので、其の部分で元本をCitibankが満期保証し、残りを様々なオルタナティブ運用手法で運用する。この場合Citibankが元本保証銀行となる。マン社以外にも様々なファンドマネージャーが異なる運用手法で元本保証ファンドを発行している。最近の金利上昇で満期が短く設定される元本保証ファンドもある。

カストディアン(Custodian)

或いはカストディーなどと呼ばれ、日本語で言うと外部保管会社(信託)。 ヘッジファンドが保有する現金、有価証券などを保管する会社。不正を防止するため、運用会社自らが資産を保管する代わりに、外部保管会社が保管することが望まれる。オフショアの銀行の関連会社が、外部保管会社になる場合が多い。

機関投資家

有価証券(株式や債券など)の運用を本業の一部として行っている法人のこと。生保、損保などの金融機関、事業会社、投資信託などがその代表。

キャッシュフロー

おカネの流れ、現金収支のこと。2000年3月期からは連結キャッシュフロー計算書が導入されるようになった。

キャピタル・ゲイン

値上がり益のこと。株式投資の最大の魅力がこのキャピタル・ゲインの追求にあることはいうまでもない。

グローバルマクロ

ヘッジファンドの運用手法で世界各国のあらゆる金融市場を分析しながら経済全体の変化をとらえつつ投資の機会をうかがう規模の大きなファンドが多く、ジョージ・ソロス率いるファンドがその代表的な例といえます。利益の最適化を念頭にさまざまなデリバティブを駆使し、レバレッジを高い比率で用いる場合もあります。市場でのポジション期間は1ヶ月以下の場合もあれば、1年以上にわたることもあります。