香港

地震以来、来日外国人プロバイダーのアポイントメントが軒並みキャンセルになりました。 時間が空いてしまったので、もっと新しい情報を得るべく香港へ行ってファンド会社や保険会社を訪問し最前線の情報を仕入れて来ました。 地震に関しての報道は海外と日本とでは温度差があるように思いました。 外国人の方がずっと敏感に反応しています。 日本からの渡航者には放射能検査が義務付けられました。 沢山の同業者が日本から香港やタイ、マレーシアなどに拠点を移そうとしています。 誰と会っても『命がけで逃げて来た難民』の様に接してくれます。 実際、香港では通常労働許可を申請すると認可まで3~4週間掛かるようですが日本からの労働者は難民として2~3日で処理しているとの報道でした。 私も真剣に香港移住を勧められました。 不動産投資には面白いかもしれません。 あんな狭い処に人口流入が止まらないので不動産価格は上がる一方です。 銀行ローンも銀行により外国人の非居住者にも適応されます。 最高で90%まで借り入れが出来ます。 連日のニュースでは産院がパンク状態で香港居住者のスペースが足りないので非居住者の産院受入を制限する案が浮上しています。 非居住者の多くは中国本土からの産婦なのです。 リーマンショックの後、一時的に不動産価格は下がりましたが半年もしない内にリーマンショック直前以上に戻しました。日本へ帰ってからTV報道を見ると相変わらず『基準値以上の○○シーベルト流出しているが健康には異常ない』などと体制側のミスを弁解するかの報道が続いています。 放射能汚染水を海に流せば、排水口付近にも生物が居るわけだから連鎖が必ず起きます。 怖いのは直ぐに発症せず5年、10年、20年と経過してからジワリジワリと蝕む訳で何十年も経ってから因果関係を実証するが難しい事です。 原発そのものについて考える時が来ているのだと思います。地震の影響でみずほ銀行の機能が麻痺したのは記憶に新しいかと思います。 未だに公共料金の自動引き落としが復旧していないという。。。 東北地方の地震でこれですから若し関東を直撃したら大手他行の機能にもこれと同等以上の麻痺が起こり得る事は地震国に住む以上想定しなければならない事かと思います。 多くのクライエントは海外にハブ口座をお持ちかと思いますが、その場合どこの国にでも送金させる事が可能ですので当座の生活資金になります。 若しまだ海外口座をお持ちでなく、ご希望があるがどうしたら開設出来るかわからないという方はこちらへご連絡下さい。 円高の今は或る意味、チャンスと言えるかもしれません。 通貨も口座も資産も出来ることなら分散するに越したことはありません。金とその他のコモディティーに2倍投資するSGGファンドは絶好調です。既に年初来20%前後のパーフォーマンスですから今年は楽しみです。金は最高値を更新しましたが、売りが加速すれば下値を拾いに来る途上国も多いので一進一退を繰り返しつつも年末には一1600ドルというのが大方の見通しです。詳細は4月10日レポート会員サイトをご覧ください。

東北関東大震災

images-1.jpg M9という未曽有の災害で被災地の方に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く立ち直れるよう被災地の皆様と共にありたいと思っております。

反原発問題の論客・広瀬隆氏のインタビューをご覧下さい。

私のクライエントにも仙台在住の方がいらっしゃいますがご本人の携帯電話はもちろんの事、会社やご自宅にも連絡が取れなかったので心配して居ましたが昨日、電話がつながり安堵しました。実は万が一の事を考えて死亡時受取人の調査を始めていました。次なる心配は福島原発です。日本に居る外国人の多くは既に国外退出しました。実は同業者の多くが既に国外脱出していますので、来日予定の海外業者のアポイントメントもオールキャンセルです。チェルノブイリを経験している欧州ではアメリカより高い基準で危機感を高めて居ます。国が飛行機を飛ばして自国民を避難させる位ですから日本とは少し温度差を感じます。私の居る東京も安全とは言えません。先週は静岡、神奈川地区にも地震があり、東京も大きな揺れでしたのでひょっとして富士山かとヒヤリとしました。安全であることを祈るばかりです。先週末はご承知の通り、みずほ銀行の機能が停止しました。給料日と連休にぶつかり難儀した方も多かったかと思います。これが首都直撃の地震であったならもっと多くの銀行機能にダメージが起きていたかもしれません。資産の一部を海外に逃がすのもこれからの国際人には有効な選択肢かもしれません。地震発生以来、今も続く出国ラッシュ。成田エクスプレスやスカイライナーも止まり高速道路も通行できませんでしたから大変な思いで海外へ行かれのかと思います。無事なご帰国をお祈りします。

 さて海外では早くも日本復興ファンド設立準備が始まっているとの噂があります。これ程大きなダメージを受けた日本が立ち直るのに一体どれだけの歳月が掛かるでしょうか?復興需要を見越してか円が一時76円台と高騰しました。G-7が協調介入しているのに押し戻される勢いです。皆様はこの状況に如何なる資産防衛をお考えでしょうか?ご相談はこちらからお申し込み下さい。

尚、マレーシアでも原発建設が計画されています。ご興味があれば詳細はリンクをご覧下さい。

  東日本大震災による福島第一原発の事故を知った、マレーシアの人たちの間から原発に対する不安の声が相次いであがっている。同国政府が、2021年から翌22年にかけてそれぞれ発電能力1000メガワットを持つ原発2基を建設、稼働させる計画にまだ固執しているためだ。地元英字紙サン3月21日付号に寄せられた投書2通を紹介する。

私の住む街オフショア?

201010201317000.jpg今朝は早くに目が覚め、カーテンを開けたら良い天気なので留守番ばかりさせていた我が家のワンコを連れて散歩しました。豊洲なので運河に囲まれ、晴れた日は良い景色です。駅の近くに豊洲フロントというオフィスビルが竣工しました。1階には既に店舗が入っています。ドッグアンカーなる犬を繋いでチョット食事をしたり、お茶したり出来る場所もありますし、ペット連れで入れるカフェもあります。オーガニックのパン屋があるので外に犬をパーキングしてパンを買ったら、300円以上だからコーヒーのサービスがあると言うので一呼吸しました。お洒落なべロタクシーという人力車スタイルの三輪車が停まっていて開店記念に店舗を利用すると乗せてくれるそうです。パイレーツコスチュームの運転手ですから子供が喜びそうです。ららぽーと豊洲は今晩からクリスマスイルミネーションが始まります。夏が終わったばかりなのに、もう年末なのですね。

沢山の店が出来るのは食事の選択肢が増えて大歓迎です。出社したくない時は自宅の書斎で仕事をしていますが、海外からの訪問者などを豊洲へ招くと、此処は水に囲まれた島状態なので外人は『これが本当のオフショア(off-shore)だ』とジョークを飛ばします。マン島のFという年金会社の香港支社のセールスマネージャーは毎年、東京マラソンにエントリーしています。今年は完走し、TVのダイジェスト版のラストシーンを飾っていました。スイスのMという英国系有名ヘッジファンドのマネージャーはニューヨークマラソンに出ています。歩く事の余り得意でない私は足腰を弱らせない努力(?)として秋、春は出来るだけゴルフに出掛けます。(笑)

円高と海外投資チャンス

こんなに円ばかり独歩高で良いのかと思うほどドンドン値上がりが続いています。キャピタルフライトを恐れるのか海外送金も非常に窓口でのチェックが厳しくなって来ました。不慣れな海外送金で銀行の窓口で聞き慣れない用語で先方のコード番号や投資内容を聞かれたり、終いにはカタログを持って来いと言われる場合もあるようです。送金手数料以外にも外貨取扱手数料を取られたケースもあります。今まで聞いた事ありません。為替手数料も日本の銀行は海外と比較して十分高いのですから、この国では本当に銀行ばかりが儲かる仕組みだと思います。実は海外投資を助言する助言業者への規制も厳しくなっているのです。悪い業者が居るのも事実ですが殆どは金融庁登録していない潜りの業者です。だから日本の規制を受けない香港など海外の業者ばかりが日本へ出稼ぎに来て日本人を使って沢山の日本人顧客をさらって行ってしまうのです。中にはマルチ商法で日本全国でセミナー活動をして居る業者もいます。日本をマーケットにするなら例え海外業者であっても日本の金融庁登録をしなければいけないのですが取り締まる手立てが無いようです。同様の商品を助言し、日本で真面目に税金を納めている登録業者は手をこまねいて見ているだけの現状です。

 肝心の投資ですが、円高株安の今は海外投資のチャンスだと思います。でもこんなに景気が悪いと投資家の投資意欲が減退しているのが心配です。ドルが安いので金をはじめとするコモディティーにお金が流れています。金ばかりか、貴金属では暫く陽の目を見なかった銀が急騰しています。前回のブログに書いたIQSファンドはコモディティーで運用していますが9月21日時点で基準価格688.59ドルで年初来利益が32.35%でした。気になってその後の値動きを調べましたら10月28日時点で834.81ドル、年初来60.33%の利益でした。通貨に信用が戻って来るのは一体いつなのでしょう。

ソウル・コンベンション

ITというケイマン島籍の保険会社の招待でソウルへ行って来ました。アジア大会との事ですが台湾勢が殆どでした。日本からの参加者はホンの数人です。商品は主として国際(国境を越え継続出来る)変額年金です。中々面白いシステムで担当者も訪ねて来てくれて居たので、どんな人が経営者か、どんな人がビジネス参入しているのか興味があったので出かけて来たのです。この保険会社がマン島勢と違うのは手数料形態ばかりか言語の多様性です。英語、繁体中国語、簡体中国語、スペイン語、ポルトガル語、そして日本語です。徹底的にハイパーネットを利用しているのでスピーディーでコスト・エフェクティブなのか他社より料金体系が安い様に思えます。大口の金額をキャピタル・フライトさせるには勇気が要りますが、毎月3万円、5万円位の積み立てなら老後を国だけに頼らず自分年金として「始めてみよう」と思う人も増えるかと思います。私の知人のCFP(上級フィナンシャルプランナー)が6月中旬に都内でセミナーをします。ブログからでもお問い合わせ下されば詳細をお知らせします。

 ギリシャ危機でユーロが大分落ち込んでいます。「今がユーロの買い時か?」というお問い合わせを頂きますが、私自身は今が海外に資産分散するチャンスだと思っています。何故なら日本国内の経済状況が決して良い訳では無いのに円だけが独歩高だからです。ギリシャの赤字国債はGDPの110%台です。それに比較して我が国の国債発行高はGDP比200%を超えています。でも円高なのは国債の保有者の殆どが国内の機関投資家だからです。しかも郵貯の1000万円の預金最高限度額が2000万円にという事ですから益々の国債(借金)余力が出来たのです。どこかで歪みが来ないとは限りません。ハイパーインフレを説くエコノミストも居ますし、デノミと説く評論家もいます。そうなると円で持っていた資産は実質的な目減りをします。余り書くとオカミに苛められますのでこの程度にしておきます。(笑) ちなみにこの「オカミ」という言葉を調べましたら「お上」と書き、政府や役人を指すそうです。確か幼いころ小学校で学んだ時には役人は公僕(公けの下部)で我々国民に仕える職業だと思っていました。そう言えば私の知っている元官僚の元代議士は国費で留学し頭脳明晰で良い人なんですが誰にでも「君(キミ)!」と呼び、高い所目線で役人体質が抜けません。

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