Gold etf

201003151817000.jpg今日はAHL-Goldを作ったAnthony Hallから電話があったので彼の定宿のぺニンシュラホテルへお茶しに行きました。彼とは長い友人です。いつも投資について持論を語り合います。今日は疲れているのでアポを入れず部屋でメールを処理していたとの事で服装はカジュアルです。ラウンジが薄暗くフラッシュを焚かずに携帯写メールですので少しピンボケでごめんなさい。金投資に付いては将来の値上がりについて私と同じスタンスです。中国人の奥様の英国人で人生の半分以上を海外で暮らす同氏は私の知らない事を沢山知っています。マレーシアにも暮らした事があるそうなので私のマレーシア不動産視察旅行の事も話しました。マレーシアは香港と比べて英語を話す人が全然多く、治安も良いのです。確かに物価は安く、将来性も期待出来るのですがタイの政情不安もあるので途上国故、政情をジックリ見てからでも遅くないのではないかというご意見を頂きました。確かに不動産屋はどこの国でも誇張したり契約を急がせる傾向にあります。ついでにAHL-Gold(豪ドル建て)に関しても更に突っ込んだ質問をしました。通貨はヘッジしているのか、それとも米ドルを単に豪ドル換算しただけなのか(1)、何故ゴールドは世界最大のETF Securitiesではなく、ZKB Gold ETFを採用したのか(2)、日本円高をどう思うのか(3)等々です。熱く語って頂いたので2時間以上のお喋りになりました。順番に回答を記述します。(1)通貨はヘッジしています。その結果、米ドルより金利の高い豪ドルとのFXですので金利収入があります。(2)ETF Securities Ltdの金ETFは世界最大です。実際に金を保有し、いつでも金に交換できるとありますがその大きさから鑑み、本当に現物を保有するか疑問。しかしZKB ETFを発行するZurcher Kantonbankは世界に数少ないAAA格付けの銀行で全額金の現物を保有しているとの回答でした。ネットで検索するとETF Securities は226日現在確定ベースで、8,188,453オンスの金を保有するとあります。私の計算が間違っていなければ約254トン保有する事になります。これはかなり大きなサイズで国家レベルです。同氏の意見は「実際に現物があるかもしれないが銀行間の預かり証やスワップを含むのではないか」というものです。そうであれば確かに上がったり下がったりしている時は良いが高騰して多くの投資家が売却したり、金への交換を希望した時はデフォルトとなり、倒産したほうが手っとり早いという事になり得ます。(3)国の借金である国債の発行がGDP対比、世界最大の債権国である日本の通貨が何故独歩高なのか、世界でも不思議視する専門家が多いそうです。デフレが続き、就業率が下がる昨今、円高は私も兼ねてより不思議でした。過去の事例からは政府間で取引する事もあったそうです。確かに竹下政権時にプラザ合意があったのを覚えています。豪ドルは本日82円と大分高くなりましたがAnthonyは「今からでも遅くない」、「早く買いなさい」と説きます。普段物静かな人ですし、あながち自社の商品のセールスばかりでもなさそうです。こちらについては2009年12月のレポート会員サイトをご覧ください。Happy Retirementに生活費の裏付けは重要なアイテムです。

CTAファンド

オルタナティブ投資の代表がCTA(商品)と呼ばれるコモディティー投資で日本ではマンインベストメンツ社のAHLが有名です。昨年30%以上のパーフォーマンスを上げ、株価に連動しない金融商品として日本での販売が上がっていますが、今年は不調です。昨年60%ものパーフォーマンスを上げたCTAで運用されるスイスのTファンドも、常に乱高下を繰り返しながら大きな運用成果を上げるIファンドも今イチぱっとしません。そんなIファンドのセールスマネージャー(Edward)が一昨日、私の事務所に訪ねて来ました。Edwardは今年初頭(2月頃)英国のファンドマネージャー(Brian)を連れて来日したのですが、その時に「今年はトレンドフォロー型のファンドは方向性を見つけるのが難しい」と予想していました。確かに上記3ファンド(A, T & I)は年初来10%前後のマイナスです。ポジションが変わった様で続々と上記3ファンドのマネージャーが今月から来月に掛けて説明の為に来日します。Edwardの説明に依ると、通常40%の取引をするのに今年は9月までに5%しか証拠金取引をしていないので大きな失敗もなければ大きな成功もしていないのだそうです。しかし10月は10%に引き上げ、徐々にマーケットと相談しながら引き上げて行くのだそうです。下記は2009年6月末データの過去3年間のパーフォーマンス、ベスト5とワースト5です。top_bottom_amt.jpgベスト1は99年9月の+846.73%です。つまり逆算して97年9月に投資した人の利益は99年9月時点で846.73%であったという事です。ワースト1は2002年3月です。つまり1999年3月に投資した人の2002年3月時点の損失が▼38.39%だという事でワースト5にリーマンショック以降、本日までの日付が入っていない事が注目事項です。ちなみに2009年10月1日時点の年初来パーフォーマンスは▼11.07%、2008年1年間のパーフォーマンスは+14.95%でした。同年3月に大きく落ち込み▼32.49%の時には沢山の買い注文が殺到したと聞いています。騰落率の大きなファンドですから初心者は辞めた方が無難です。

香港

久し振りに香港へ行って来ました。昨年、上海へ行った時にも感じましたが中国人にはエネルギー負けをしてしまいます。兎に角凄い熱気ですし、よく食べ声も大きくアグレッシーブです。暑さが苦手の私ですが皆様が休暇を取るなど、仕事が暇になる頃しか行かれませんので銀行や各金融機関の調査に行って来ました。今回は事前連絡なしの一人旅でしたのでお迎えは無しです。着いた日は昼過ぎの香港到着でしたので電車(Airport Express)で香港島のセントラル(中環)まで行きました。20分で着いてしまい、その速さに驚きました。

今は景気後退から失業率が高くなり物が売れなくなりましたので物価が下がりデフレ傾向が続いています。しかし昨年の金融危機以来、各国は市場に大量の資金を供給する為、紙幣を増刷しています。と、いう事は危機が治まればインフレ危機が来る事が予測されます。そうなればお金の価値が低くなる訳ですから金利の付かない現金で持つ事は実質上の目減りです。皆様はどんな対策をお考えでしょうか?何もしないで案じているだけでは「成り行き任せ」という事になります。

私のサロンには毎週、香港やスイス、英国から金融商品の紹介をする営業マンが訪ねて来ます。欧米の多くの金融機関が東南アジアの拠点として自由な香港に支社を置いています。金融都市としては東京より大きいし商品の選択肢も豊富です。その香港から来日する営業マンの誰に聞いても金を買うならHang Seng(恒生銀行)だと言います。香港のHSBCやCitibank経由でも金は買えますが金の証券であり、金の延べ棒や金貨では無いのです。ちなみに私の調べた範囲では日本での売買価格差の約10分の1が香港での手数料です。この商品の証券化の最大手が昨年の金融危機で余りにも影響が大き過ぎて倒産させる事が出来なかったAIGなのです。今年、アメリカでは初の黒人大統領が誕生し、日本では民主党が大勝し、初の政権交代が行われます。郵便局に預けておけば安心と言う時代はとうに終わり、自分の資産は自分で守らなければならない時代が来ています。

内緒の話:大手IFA倒産!

この海外投資業界も色々と厳しいらしく外人専門の大手IFAが最近倒産しました。このIFAは香港、インドネシア、マレーシア、日本、ドバイ(UAE)等世界各地にあるのです。日本では老舗に入る業者です。昨年の金融危機以来、多くの外資企業が日本市場から撤退しましたので高給取りの外国人も減り、同業者同士の客取り合戦がヒートアップしています。『こっちの水は甘いぞ』などと、プロの手に掛かると日本人は良いカモにされてしまいます。販売員の多くはフルコミッション制ですので死活問題です。弊社では金融庁に届け出た助言料を頂戴していますが、競争の激しい外人IFA業者はアドバイザー料が無料の業者が少なくありません。ですから新規契約が途絶えると収入が激減し生存が厳しくなります。この倒産IFAは既存客を外人専門の同業者に売却し即座に日本事務所を引き払い香港へ発ちました。私がMalaysiaの知人から一報を入手してから僅か1週間の出来事でした。倒産に先立ち、別会社名で金融商品提供会社各社に新規代理店契約書を提出していたそうです。

そういえば数年前にも英国で株式上場している位大手のIFAも倒産しました。日本では保険外務員を販売代理店としているイン〇〇ター〇証券はこの英国系IFAの下請けでした。日本人は何故、大手がお好きなのでしょうか?私なら特別の日の食事をするのに大手のデニーズよりはオーナーシェフや包丁自慢の板前の居る店を選びます。

日本で港区の一流オフィスビルに居を構えていた日本人富裕層相手の大手業者のHPが無くなりました。超ボインのゴージャス姉妹がマスコミ宣伝したりしていました。こちらは自前のファンドの他、Friends Provident International社の積立年金(Premier)を販売していたと聞いておりますが担当アドバイザーに連絡が取れなくなったなど、お問い合わせが増えております。投資家は(自前のファンドについては分かりませんが)FPIや各ファンド会社など商品提供会社と直接の契約になっていますのでカストディーに保管され、投資金額が無くなる事はありません。但し、知らない間に解約させられ新規契約になっている場合があります。(新規契約でないと手数料が入らないから無駄な解約&契約を勧めるのです。)こういう場合はケースバイケースですが救済を受けられますので正規のチャンネルを持っているアドバイザーにご相談下さい。日本人の販売会社の殆どが正規代理店では無く間接代理店です。直接交渉出来るアドバイザーか否かは大切な要素です。FPIだけでなく、GeneraliやZurich, Royal Skandia、Hansardなどの契約者で担当アドバイザーと連絡が取れない方、解約したいのに法外な手数料を要求されている方、お問い合わせ下さい。各種フォームや運用報告書のダウンロード方法は有料会員専用サイトにアップ致しますので準備が整うまでお待ちください。

AHL plus Gold

gold.jpg  昨日は久し振りにOMIPのAnthony Hallと日比谷のペニンシュラ・ホテルでお茶しました。OMIPは豪州のファンド会社ですがMan Investmentsが買収し、Man OMIPとなりました。久し振りのお喋りタイムだったのですが為替の話に花が咲きました。この不安定な経済状況こそ金(Gold)を買えと説くのです。私も賛成です。香港のHang Seng Bankで金を買い、貸金庫に預けるのだそうです。そう言えば以前、David Gervais(Royal London 360の香港支社長で数年前までFriends Provident International社の香港支社長)も金を買うならHang Seng Bankと言っていました。ETF等の金証券はオンラインで買えますが金塊(延べ棒)や金貨は窓口でしか買えないそうです。オフショアにはメールオーダーで買える処もありますが先に送金しなければならず現物が届くまで不安です。日本での金の売買手数料は高めですし、金が値上がりする時は円高が多いので外貨が有利だと私は思っています。希望者が集まれば香港へ『金の延べ棒ショッピングツアー』でもしようかと思いますが如何でしょうか?ついでにFriends Provident香港支社やRoyal London 360香港支社、各種ヘッジファンド会社訪問、HSBC口座開設サポートなど幾らでもアレンジ出来ます。参加希望される方はこのブログにコメント下さい。

 話が反れましたがAnthonyが今、温めているのは豪ドル建AHL plus Goldファンドです。これまでの元本確保型ファンドは銀行の債券で元本を満期確保しましたが、彼は銀行債券よりも金が確かだと説きます。投資資金の30%にレバレッジを掛けAHLで100%の運用をします。残りの70%で金の延べ棒を買うのだそうです。米ドルよりは資源国の豪ドルの方が将来性があります。実現すれば今年の秋頃の募集開始だそうです。円高の内に豪ドルに替えておき、待機金利を稼ぐのも妙味があります。前述の(7月16日)ブログに書いたとおり私はミセス・ワタナベならぬミセス・ゴールド派かもしれません。

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