Singapore視察

飛び石連休を利用してシンガポールへ行ってきました。やっぱりアジアは凄いエネルギーです。行きは羽田発シンガポール航空です。途中、一日だけ日帰りでAir Asiaを使ってマレーシアの不動産見学に行きました。日本の不動産屋は此処では案内料を取るのです。クアラルンプールのヘッジファンド・セールスマネージャーのエドワードに相談しましたら、「その案内料で1カ月運転手が雇えるから自分の運転手を使いなさい」と、言ってくれたのでお言葉に甘えました。モン・キアラという日本人や外国人が多く住んでいる高級住宅地に彼の家があります。プールがあり、子供達はフィリピン人のナニー(子守)が面倒を見ます。KLの街中は雨後の筍の様に高層ビルの建設ラッシュです。途中、KLCC辺りでタイ料理の昼食を取りました。料理が出たら写真を撮ろうとカメラを出して置いたのに、料理が出た途端に食べるのに夢中になってしまいました。料理が滅茶苦茶旨いのであります。予定通りAirAsiaでシンガポールへ戻りましたが何もかも簡素化されて戸惑いましたが値段が安いので許されます。片道8ドル(シンガポールドル)なのに驚きましたが、それから座席指定をすると追加料金、アメニティーを追加すれば追加料金、チェックインする荷物があれば重量ごとに追加料金という風に追加されます。何だかんだで、KL市内までの往復バス代を入れ自由席で一人100シンガポールドルでしたので日本円だと7000円未満です。成田までの往復リムジンバス代以内です。日本でも12月からAirAsiaが羽田発着で就航します。当初はキャンペーン価格が5000円位だって聞いていますので東京から名古屋へ行くより安いのに驚きです。

シンガポールに戻ってからプライベートバンクに訪問しました。私の会った人はスイス人で日本語が出来るのです。元ロンバード・オディエ(日本にも支店があるスイスの名門老舗プライベートバンク)だそうです。何度も電話で話していますが会うのは今回が初めてです。1時間余り、ゴールド価格についてや為替動向について意見を交換しました。米ドル価格が上がって来ているのでその分ゴールド価格が下がりました。積極論者は1オンス2000ドルになると言いますが彼は1500ドル近辺が売り時だと読んでいます。そして1150ドル辺りが仕込み時だと言います。私もこの夏、新高値を付けてから一旦1150ドル付近まで下げた時に買い時かと思っていたのですが身内に不幸があり買い時を逸しました。中国や香港だけでなくシンガポールでも不動産が値上がりました。今回はシンガポール不動産の視察はしていませんがロンドンよりも高いと友人が言っています。風水を取り入れたデザインのビル、果物のドリアンの形のビル、カジノの入ったビルの斬新さには目を見張りました。

最近気になる海外ファンド

edmond_de_rothschild_2.jpg 私は英語のホームページを持たないので、何処でどうやって私を見つけるのか海外のファンドマネージャーから沢山のメールが届きます。仲々全部に目を通す事が叶いませんが毎週熱心に様々な情報提供するマネージャーが居ますのでファイルを開いて見ました。トップページにロスチャイルドのロゴが入っています。今回は10件位のファンドリストですが、その中で気になったファンドをご紹介します。運用会社はスイスの老舗プライベートバンクで名の知れたロスチャイルドです。ご承知かもしれませんがロスチャイド・プライベート・バンクはEdmond Rothchild男爵により創設されました。1番目のファンドはAsian Growth Fundと言って銀行が満期5年の元本保証をしてアジア(主に中国、台湾、韓国)に投資します。保証銀行はS&P:Aランクとありますので「何故、銀行名を事前に明かさないのか?」と、問い合わせた処、「今回はRoyal Bank of Scotlandに決まるが寸前まで銀行と交渉し、一番条件の良い銀行と契約するので資料作成時に銀行名を入れていない」との回答でしたので納得しました。エマージング市場が最も成長性が高いのは分かっていますが、マネーが集まり過ぎているのでリーマンショックの様な事が起きると暴落するので心配ですが銀行保証が付いているのなら安心です。2番目のファンドはCommodity High Coupon Noteと言って4年満期の100%銀行保証が付いて毎年12%の配当があると言うものです。投資先はタイトルの通りCommodity(商品)ですが当該ファンドは農作物(トウモロコシ、小麦、大豆、砂糖)となります。金が高騰し、次いで金属、原油、農作物などに飛び火していますし、人口層の厚い途上国が豊かになって来ていますから面白いと思います。3番目のファンドはIndian Equity Income Noteです。こちらは18カ月の満期で、満期時に市場が一定の条件を満たしていれば元本プラス18%が返還されます。投資先はインド企業の、ICIC Bank Ltd.、Tata Motors Ltd.、Infosys Technologies、Reliance Industries Ltd.の4社となります。勿論リスクを取ればもっと利回りの良いファンドは沢山ありますが、元本を確保しながら2桁の利回りが取れるのはこの超低金利時代に魅力です。

これらのファンド情報をロスチャイルドのホームページで探しましたが見付かりませんでした。一般には公開されていない様で直接投資が出来ません。多分、機関投資家やプライベートバンクの顧客向けに開発された商品だと思うのでラップ口座があれば購入できそうです。11月30日が締め切りですので今からラップ口座を新規開設するのでは時間が足りませんが、口座内に待機資金があれば面白そうな情報が入った時に飛び乗れます。ご興味のある方はお問い合わせ下さい

アメリカの医療会社

暑いのが大の苦手の私は今年の夏は拷問でした。毎年、夏になると季節が逆で時差の少ないオーストラリアで仕事をしたいと思うのですが締め切りに追われ気が付くと夏に突入していて手配するには「時既に遅し」状態で今日に至っています。(失笑)

アメリカにCardio Bio Therapeuticという先端医療開発をする会社があります。古くからの業界の友人に勧められ「何でも試してみなきゃ判らない」と、1年ほど前に目を瞑って少し仕込んでみました。1株28セント前後だったと思います。店頭株なので日本からは買えません。薄商いなので自分の買いで値を上げてしまいますのでチマチマと仕込まなきゃならないのが面倒です。情報元の友人が言うには「近い将来メインボードに載るから誰でもどこからでも買えるようになる」とのこと。せめてナスダックにリストされれば面白いのですが・・・ 春頃だったか一時40セント前後に上昇した時もありましたが13セントと半値以下になったり、最近まで18セント前後と低迷していたので忘れていたのですが先ほどチェックしたら昨日の終値は30セントでしたので現時点では損はありません。商いも多少膨らんでいますし値動きも23~39セントまで合ったようです。いよいよ時が来たのかもしれないとブログに公開して見ました。ブルームバーグイートレードなどでリアルタイムの値動きが確認できます。証券コードはCVBTです。米国内で買うと税金が高いですから後で日本国内で申告すれ日本での株式譲渡益税は10%です。余剰金があれば円高の内に少し遊んでみるのも面白いのではないでしょうか。

リスクが高いのでお勧めではありませんが面白いテーマとしては「イラク復興ファンド」があります。堺屋太一さんによるといくら太陽発電や風力発電などの環境に優しいエネルギーが開発されても必要とする原油量は減らないのだそうです。イラクの原油埋蔵量は世界第4位であるのに産油量は第15位なのです。米兵のイラク完全撤退発表以来、各国の採掘権争奪戦が活発化しています。勿論、日本も参戦していますが苦戦しています。ファンドマネージャーに依ると「国が豊かになればアフリカのウガンダ(嘗て異民族間の大量虐殺が報道された)のように無駄な争いを辞め豊かになるのではないか」と一理あるように思いました。

私の著書で少し触れていますがIQSファンド、商品で運用されているので株価とは非相関ですが昨年はAHLやSuperFund同様低迷しましたが今年に入ってから好調です。下記は9月21日の日報です。

Tuesday 21st September 2010

The IQS Performance Fund was up +0.58% on the day, with an estimated USD 688.59 per share and is up +3.90% in September and up +32.25% in 2010 YTD.

 ご覧の通り、年初来32.25%の利益です。

確定利回り8.5%

このような締め切り間近のウェブチラシが舞い込みましたので読んでみました。米ドル建で8.5%、英ポンド建で8.5%、ユーロ建で8.10%です。満期4年(2014年6月21日)で年4回、前述の利回りの1/4づつ2.13%(USD&GBP)、2.03%(EUR)が各通貨で配当されます。10万ドルの投資なら4半期毎に2130ドルが4年間合計16回に分けて34000ドル配当されます。発行元はNomura International Bank plc.(野村ホールディングスのグループ会社の野村投資銀行@London)です。運用方法は世界の五大金融機関(モルガンスタンレー、UBS、バークレイズ、HSBC、BNP Pariba)の株式に投資します。クーポン(配当)は発行元のNomura International Bankにより保証されます。元本は満期日の株価が発行日の50%を割らない限り100%保証されます。50%を割った場合は時価株式価格となります。このような株価にスライドする投資商品は日本では余り馴染みがありませんが、欧州では良く見かけます。現在は円高ですし、ギリシャ信用不安から株価が大きく値下がりしていますので妙味はあります。今後どの様にマーケットが回復するかに掛かっていますが皆様はどう思われますか。発行元(銀行)も投資家もリスクを負うという投資スタンスは投資するしないに関わらず、私個人はフェアーだと思います。ご興味のある方には英文チラシ(PDF)をお送りしますのでこちらのリンクよりお問い合わせ下さい

人民元の切り上げと、イラクその後。。。

連日の様にアメリカの人民元切り上げ圧力や、貿易の決済の一部を元にて取引等と中国の話題が新聞を賑わす日が続いています。人民元を買う方法があるか調べてみました。香港の銀行口座からは外国人が元や中国A株ファンドを買う事は出来ませんでした。銀行マンの話では中国本土で銀行口座を開設すれば条件付きで元の預金が出来るそうです。中国A株ファンドは一部のランセンスを持った外国人にのみ米ドル取引が認められていますのでこの様なファンドを購入すれば直接A株に投資するのと同様の効果があります。通貨に関して元は米ドルに連動していますので、この様な人民元連動型の米ドル建ETFを買う方法があります。こちらは銀行口座からは買えないので海外のオンライン証券に口座を作って買うのが一般的です。ご承知の通り、日本でも最近ではETFが買えるようになりましたが海外程数は多くありません。やっと日本にもグローバル・スタンダードの手数料体系のファンドが登場したと喜んでいましたが売り上げは伸びていません。これは手数料が他ファンドと比べて非常に安いので証券会社など販売側が販売努力をしない為です。前述の人民元連動型のETFは香港やNYなど複数の証券取引所に上場されていますが、英語又は中国語での取引となりますので語学やネット取引に自身の無い方はオフショアラップ口座経由でお求めになるのが賢明です。

 オバマ大統領はイラクから2011年に撤退するそうですが早くもイラク復興を狙ったファンドが登場しました。確かに怖い気がしますがソ連崩壊時に投資した人は一時、年間ウン百パーセントも利益を上げました。ベトナム然りです。下記グラフは2006年1月の推定埋油量(左)と産出量(右)です。埋蔵量が世界4位であるのに産出量は15位です。ファンドマネージャーは停戦すればお金の力が争いから救うだろうとの事でした。そうあって欲しいものです。

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